おもしろい本。話の運びが合理的。
歴史認識があって初めて歴史があるのであり、その逆ではない。
戦中世代には、戦争を語る必要もなく、何を語るべきでないかも明らかだった。戦後世代になって、はじめて戦争中に何があったのかにに関心が向けられた。世代交代があって初めて出てきた問題。だから、過去の問題ではなく現代史の問題。
問題を捉える枠組みの説明には不満がないが、対策にはあまり語が割かれていない。
おもしろい本。話の運びが合理的。
歴史認識があって初めて歴史があるのであり、その逆ではない。
戦中世代には、戦争を語る必要もなく、何を語るべきでないかも明らかだった。戦後世代になって、はじめて戦争中に何があったのかにに関心が向けられた。世代交代があって初めて出てきた問題。だから、過去の問題ではなく現代史の問題。
問題を捉える枠組みの説明には不満がないが、対策にはあまり語が割かれていない。
著者の「大英帝国衰亡史」はおもしろかった記憶があるが、これはかなり雑な議論。
アメリカ社会の描写は大きく間違ってはいないし、中国への対応にもっと注力しろといいたい気持ちもわかるが。