日ソ交渉の舞台裏―ある外交官の記録

1973年の田中角栄訪ソ、途切れていた平和条約交渉を再開することで合意するブレジネフとの共同宣言が出るが、これを大使としてモスクワから見た日々を日記風に綴ったもの。秘密の部分を書けない代わりなのか、比較したいからか、1956年共同宣言の回想が随所に混じる。

交渉の歴史にずっと関わった人なので、そういう意味でもおもしろいし、わりとソ連の田舎に出かけたりするシーンも多く、読み物として楽しめる。

日ソ交渉の舞台裏―ある外交官の記録 (NHKブックス)

芸術闘争論

現代アート(カタカナではなく、Artらしい)で、世界で売れるにはどうしたらよいか、丁寧に教えてくれる本。ただ、日本画専攻で、博士号も取ってる人なので、単に書いてある通りにしてもダメかもしれないけど。マンガとアニメへの愛が強い。

芸術闘争論 (幻冬舎文庫)