汚職で服役した後も国会議員を続けている中村喜四郎氏の伝記。
選挙の鬼という感じで、とにかく選挙の話。人の心のつかみ方は確かにすごい。
ラストベルトと比べるのはどうかと思うが、そういう土地柄もあるのかもしれない。
書いた人も結局疑問は解けなかったと言っているが、それだけ選挙を勝って何をしたいのか、何を目指していたのかはまったくわからない。
ベーシックインカム
実験的な小説という感じ。人間と機械が融合する近未来の題材や、短編が全体につながれる構成はおもしろい.
わざとかもしれないが、べたりとした文体、中途半端にスリルをあおる雰囲気、その辺りは気に入らない。
