昔の訳本かと思うような文体で、19歳フランス人女子大生の視点で始まるが、難解言語を多数操るイケメン日本人男性(!)が同じ大学の学生として登場するので、訳本ではなく単に古いだけだとわかる。
最後まで関心を持って読めるものの、事件とおそらく描きたかった実社会の問題に結びつけるにはかなり難があり、納得感は薄い。一定の登場人物の中だけで完結させるやり方も古典的だが今読むには興味深い。
昔の訳本かと思うような文体で、19歳フランス人女子大生の視点で始まるが、難解言語を多数操るイケメン日本人男性(!)が同じ大学の学生として登場するので、訳本ではなく単に古いだけだとわかる。
最後まで関心を持って読めるものの、事件とおそらく描きたかった実社会の問題に結びつけるにはかなり難があり、納得感は薄い。一定の登場人物の中だけで完結させるやり方も古典的だが今読むには興味深い。