サイゴンから来た・・の続編。前作に比べて社会考察的な部分は少なく、著者自身の内省的な部分が多い。心身の疲れから来る感じがあり、その後しばらくして亡くなったらしい著者の状況の表れかもしれない。
もともと私小説だが、ここまで書いていることを家族は知っているのだろうかと思うことがしばしば。登場人物のキャラクターについては脚色が入っていることを示唆する解説がついているが、それを傍においても、ここまでおもしろく書けるのは本当にすごい。
サイゴンから来た・・の続編。前作に比べて社会考察的な部分は少なく、著者自身の内省的な部分が多い。心身の疲れから来る感じがあり、その後しばらくして亡くなったらしい著者の状況の表れかもしれない。
もともと私小説だが、ここまで書いていることを家族は知っているのだろうかと思うことがしばしば。登場人物のキャラクターについては脚色が入っていることを示唆する解説がついているが、それを傍においても、ここまでおもしろく書けるのは本当にすごい。