核兵器入門

素晴らしくわかりやすい物理学者・多田将さんの本。

「数式を見るのも嫌」という人にも核兵器の物理的メカニズムと核環境を理解してもらいたくて書いた、とあるとおり、数式なしで平易に入門させてくれる。小泉悠さんなどとの対談部分もおもしろい。

成瀬は信じた道を行く

成瀬2冊目。1冊目よりおもしろいのは、作者が慣れたからなのか、前に出てきた人物を組み合わせて再登場させるやり方なのか。脱力で前向きなところが人気の秘密だと思う。

成瀬は天下を取りに行く

これまでにない主人公、として絶賛されている本。それにしては性格の書き込みが薄いので最初は馴染みにくいが、周囲の様々な人々の視点から少し気になる主人公、成瀬を描きつつ、日常の何でもないできごとや感じ方を書いていく方式は興味深い。