I will show you how it was: the story of wartime Kyiv

ドンバス情勢から注目され、ロシアの本格侵攻では不可欠の発信源になったウクライナ人記者が、2022年2月から包囲終了までの数ヶ月、Kyiv住人の視点からどう展開したかを書いた本。

SNSを見ていて、自国が侵略された場合、こんなにおもしろく欧米の心を掴む形で効果的に発信できる人がいるだろうかと思っていたが、本も同じ力で書かれていて一気に読める。

記者として見た現場の様子も入っているが、本人の気持ちの動きと家族や友人が柱となっているので、グローバルに臨場感を共有できる書き方。ルームメイトが脚色かと思うほどキャラが傑出していて友人の大事さがよく感じられる。

すごい宇宙講義

同じく多田将さんの本。

10年くらい前の本だが、その時点の最新をわかりやすく伝えてくれる。全体像と論点ごとのイメージが掴めるのがありがたい。何よりも、眠くならず楽しく読める。