共和党員が読んでる本とのことで、試しに読む。リベラリズムの終焉?というテーマが盛り上がっている中の一冊。
出だしはピケティの本かと思うような、格差の話。過去にはアメリカで移民の中間層の所得が伸びたが、今は途上国の中間層が伸び、アメリカの中間層は同じレベルに止まったので、成長神話という宗教が立ち行かなくなった。
次にliberalismとdemocracyの関係を述べようとするが、liberalism, democracy, illiberal democracyの定義がなされず、議論が整わない。
その後、謎の未来予想みたいなものが。
誰かが評していたとおり、前半は論点を提示しておもしろく読めるが、後半になるとダメになる本。
