集団的自衛権の思想史──憲法九条と日米安保

東大法学部をやたら嫌う人、といういい加減な先入観はなくなった。

なすべき議論がなされていないことと、それをやってきた集団が嫌いだということだった。

憲法本だと、どうしても自説に沿ったつまみぐいの書き方になるところを、国際政治のこの人は、事実と経緯を平易に淡々と検証している。

結論が何であれ、憲法論議をする人には、このような淡々とした議論をしてもらえると嬉しい、と思う本。

集団的自衛権の思想史──憲法九条と日米安保

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